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「THE HIRAMATSU 京都」春限定ステイプラン

2026.04.14
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「THE HIRAMATSU 京都」春限定ステイプラン
PREMIUM JAPAN » 旅 | 2026.04.14

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京町家の客室で味わう、いちごのアフタヌーンティー

2026.4.14

「THE HIRAMATSU 京都」春限定ステイプラン

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京都・室町通に佇む、築120年の京町家を再構築したホテル「THE HIRAMATSU 京都」では、4月30日までの期間、京都産いちごを中心としたプチアフタヌーンティーを客室で楽しむ、春限定の宿泊プランを展開している。


※写真はイメージです。内容は仕入れ状況により変更となる場合があります。



並ぶのは、フレッシュないちごをはじめ、マカロンやタルト、プチケーキなど、パティシエ特製のスイーツ。夕食前でも軽やかに味わえる一口サイズで、上品なボリューム感も魅力だ。


さらに、1室につき1本、スパークリングワインのフルボトルを用意。いちごの甘酸っぱさと泡の爽やかさが重なり合う春らしいマリアージュを、客室でゆったりと楽しめる。



全29室の客室は、54㎡から104㎡までのゆとりある設え。障子越しにやわらかな光が差し込み、京都の中心にありながら喧騒を忘れさせる、上質な“おこもり”の時間を演出する。


「リストランテ ラ・ルーチェ」(イタリア料理) 


「割烹 いずみ」(日本料理)


館内には、イタリア料理と日本料理のレストランを併設。夕食は、京都の伝統食材や出汁を取り入れた「リストランテ ラ・ルーチェ」のフルコース、または欅の一枚板のカウンターで味わう日本料理「割烹 いずみ」から選択可能だ。



120年の時を重ねた京町家の趣が息づく空間で、ゆったりと春を味わう。季節を映す、華やかな滞在を楽しんでみてはいかがだろうか。

 

◆THE HIRAMATSU 京都
【期間限定/イタリア料理or日本料理】お部屋で楽しむいちごのプチアフタヌーンティープラン/夕・朝食付
【宿泊期間】開催中~~ 2026年4月30日(木)
【料金】1名 ¥80,400~ (2名1室/消費税込み)
※料金は、客室タイプによって異なります。
※現地にて京都市宿泊税(1名1泊¥400~10,000)が必要となります。
【内容】
・春限定 プチアフタヌーンティー
・スパークリングワイン(1室につき、フルボトル1本)
・夕食 イタリア料理または日本料理のフルコース
・朝食 和食または洋食
※チェックイン(15:00)前の到着時には、館内「くら」にてスイーツを提供。

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THE HIRAMATSU 京都

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「カペラ京都」京都・宮川町にオープン

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「カペラ京都」京都・宮川町にオープン
PREMIUM JAPAN » 旅 | 2026.04.14

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ラグジュアリーホテルブランド「カペラホテルズ&リゾーツ」が⽇本初上陸

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ラグジュアリーホテルブランド「カペラホテルズ&リゾーツ」が、⽇本初上陸となる「カペラ京都」を開業した。京都・祇園にほど近い花街・宮川町に位置し、鴨川まで徒歩圏内、周囲には京都最古の禅寺・建仁寺や昨年新築された歌舞練場など、京都の歴史と文化を象徴する建造物が佇む。


建築は隈研吾建築都市設計事務所、インテリアデザインはシンガポールを拠点とするブリューイン デザイン オフィスが⼿がけ、京都の伝統的な町家を現代的に再解釈し、町家特有の奥⾏きのある構造や「坪庭」の精神性を取り込んで、京都の暮らしが育んだ空間⽂化を現代的に表現している。

館内のインテリアには檜、杉、竹、和紙、陶器など、京都にゆかりのある素材を採用し、素材の質感や光の移ろいを重視しつつ、華美な装飾に頼らない空間づくりがされている。

デラックス シティ キングルーム

温泉スイート

全89 室の客室は、いずれも50㎡以上のゆとりある広さ。デラックス シティルームから、206㎡を誇る最上階のカペラスイート、建仁寺を正⾯に望む2室の祇園スイート、坪庭を望む専⽤の温泉⾵呂で、毎⽇源泉から運ばれてくる温泉が楽しめる6室の温泉スイートなど多彩なタイプが用意されている。

SoNoMa by SingleThread(想乃間 by SingleThread)

ナイトダイニング「宵」

館内は、カリフォルニア州ソノマを拠点とするミシュラン三つ星レストラン「シングルスレッド」初の海外プロジェクトとなるシグネチャーレストラン「SoNoMa by SingleThread(想乃間 by SingleThread)」、季節ごとの旬の素材を活かした繊細なフレンチが楽しめるオールデイダイニング「Lanterne(ランテーヌ)」、バーを主軸とした和食レストラン「宵」と3つのレストランがあり、個性の違う美食体験が楽しめる。

このほか、天然温泉をプライベートに愉しめる個室も備えたスパ「Auriga Spa(アウリガスパ)」、宴会場や会議室、1日一組限定のウェディングにも最適なグランドボールルームなど、様々なシーンで利用できる施設で構成されている。

あなたも京都の新たな文化拠点で静謐で上質な時間を過ごしてみてはいかが。

◆カペラ京都
【所在地】京都府京都市東⼭区⼤和⼤路通四条下る四丁⽬⼩松町130
【客室数】89室(内29室スイート)
【アクセス】京阪本線「祇園四条駅」徒歩約4分
      阪急京都線「京都河原町駅」徒歩約8分
※詳細は公式サイトを要確認

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訪日外国人旅行者の増加により、日本の観光産業は大きな転換期を迎えている。その中で、日本各地の優れた旅館を世界へ紹介し続けてきた「THE RYOKAN COLLECTION(ザ・リョカンコレクション)」の創設者・福永浩貴氏。Premium Japan編集長であり、日本文化発信機構(JCCO)専務理事を務める島村美緒が、日本の旅館文化の価値、そして観光がもたらす地域の未来について話を聞いた。

旅館は日本でしか体験できない貴重な体験

 

 

島村 まずはザ・リョカンコレクションについて教えてください。

 

福永 「ザ・リョカンコレクション」は、2004年に「日本旅館を、世界のRYOKANへ」をスローガンに掲げてスタートした、日本旅館と小規模ホテルに特化した国際ホテルコンソーシアムです。現在の加盟施設は45で、外国人個人会員は12万人を突破しました。

 




島村 その道のりは容易ではなかったと思いますが、<wbr />日本の旅館文化を世界へ発信することは日本人としても誇らしい取<wbr />り組みですね。昨今、日本の伝統文化をいかに継承し守っていくのかが、あらゆる業界で課題となっています。旅館業界はいかがでしょうか。

 

福永 ザ・リョカンコレクションの活動の根底にあるのは、日本の旅館文化や地域文化を世界に紹介し、守り、次の世代につないでいくこと。この想いは、創業以来、ずっと変わっていません。




旅館というのは単なる宿泊施設ではなく、その地域そのものを体現する存在だと思っています。宿に泊まれば、その土地の食材を使った料理が出てきますし、地域の工芸品や器が使われ、建物や美しい自然など、その土地の文化が表れています。つまり旅館に泊まることは、その地域の文化を体験することでもあるわけです。

 





島村 旅館は地域に密着する存在であり、地方創生の担い手でもあるということですね。旅館は、日本人にとっては身近な存在ですが、世界からはどのように見られているのでしょうか。

 

福永 私がザ・リョカンコレクションの活動を始めた20年以上前は、海外で「旅館(RYOKAN)」という言葉を知っている人はほとんどいませんでした。

しかし今では、日本に行くなら旅館に泊まりたい、温泉に入りたいという声を世界中で聞くようになりました。旅館は、日本文化を体験できる場所として確実に認知されてきています。





海外のお客様にとって、日本の旅館は非常に特別な存在なんです。温泉に入って、和食を食べて、畳の部屋で過ごす。その体験は世界のホテルにはないものです。









旅館業界が直面する現実

 

 

島村 現在の日本の旅館業界の状況はいかがですか。

 

福永 実は旅館産業は、統計的に見ると衰退産業とも言われています。旅館の数は年々減っているのが現状です。




その背景には、日本の人口減少があります。旅館のお客様は、外国人のお客様が増えているとはいえ、まだまだ日本人が中心です。全体で見ると外国人比率は3割程度でしょう。国内旅行の市場が縮小している以上、旅館業界も影響を受けています。





島村 外国人だけでなく、日本人の集客も重要ということですね。

 

福永 日本の観光業界の構造形態も背景にはあると思います。これまでの観光ビジネスは、旅行会社を中心としたモデルでした。旅行会社が人を運び、そこにお金が落ちる仕組みです。もちろんそれは重要な役割ですが、観光を地域の文化継承という観点で考えると、その構造自体が変化の時期を迎えているとも言えるのかもしれません。





世界が評価する日本の旅館文化とは

 

 

福永 日本の旅館文化には、世界的にも特別な価値があると思います。旅館という産業は1300年以上の歴史を持ち、今でも何万軒という宿が営業している。これは世界でも非常に珍しい文化です。

 

その背景には、日本人のホスピタリティがあります。日本人は昔から、家に来た人に「ゆっくりしていってください」「お風呂に入ってください」と自然に声をかけますよね。これは単なるサービスではなく、人を思いやる文化です。




島村 日本人の“おもてなし”と呼ばれる価値観ですね。

 

福永 そうですね、ただ “おもてなし“という言葉は、本来の意味や深さを理解されず、独り歩きしているところがあり、私は、単純に“おもてなし”という言葉を使うのを控えているのですが、旅館で提供する和食の繊細さ、建築の美しさ、自然を敬う心、人への思いやりなど、旅館文化には日本ならではの価値が存在すると思っています。そしてこの体験を多くの方に経験していただき、“おもてなし”の本来の意味や文化的背景にも興味を持っていただきたいと思っています。





島村 旅館は単なる宿泊施設ではなく、文化体験そのものなのということですね。

 

福永 そして旅館が地域観光の拠点となって欲しいという思いもあります。地域観光の成功で重要になってくるのは、「地元の人の幸福」につながっていくことです。

外国人観光客を増やそうという議論になると、必ずオーバーツーリズムの問題が出てきます。だからこそ、観光はまず地元の人が喜ぶ形でなければいけないと思います。





島村 外国人が増えることで地元の人の生活が混乱するのでは本末転倒ですね。外国人観光客の訪問が地域経済を活性化させる、そんな仕掛けが必要ですね。

 

福永 その通りです。地元の人が楽しんでいる場所は、外から見ても魅力的です。本物の文化がそこにあるからです。地域の生活と観光を切り離すのではなく、共存させる。その発想が重要だと思います。

 









旅館の役割は地域の活性化の旗振り役

 

 

福永 今はインバウンドの時代です。世界中から人が日本を訪れています。言ってみれば、日本は毎日が博覧会のような状態なんです。

外国人観光客は観光地に出かけることだけが目的ではありません。彼らは日本の食文化や自然、歴史、アートなど、日本そのものを体験しに来ているのです。

だからこそ、これからの観光は地域が主体となって考えていかなければいけません。地域をどう発展させるかは、行政だけでなく、地域の事業者が中心になって取り組むべきものです。

旅館の経営者は地元の名士的な存在であることが多い。だからこそ、その旗振り役を担って欲しいと考えていますし、その糸口を一緒に探すお手伝いもしています。

島村 世界的にもホテルが中心となり町おこしをする成功例はあるのでしょうか。

 

福永 はい、ヨーロッパには多くの事例があります。成功している観光地では、ホテルのオーナーたちが地域のリーダーとなり、観光組織をつくり、自ら世界に発信しています。

 

今はインターネットがありますから、地域から直接世界へ情報を届けることができる時代です。旅館が直接、世界とつながることができるのです。




島村 日本は発信下手ですから、世界へどうアピールするかが今後のカギになりますね。

 

福永 そういった点では、当社では20年前から、優れた旅館を世界へ紹介する橋渡しをしています。しかし独自に世界へ積極的に発信している旅館も増えていると思います。




ウェルネスツーリズムという新たな可能性の追求

 

 

島村 近年、新しい取り組みにも力を入れていらっしゃると伺いました。

 

福永 最近力を入れているのが、ウェルネスツーリズムです。タイの高級ウェルネスリゾート「チバソム」と提携し、日本の温泉地で新しい滞在プログラムを開発しています。「チバソム」はタイ語で“安寧の隠れ家”を意味しているように、良質な食事と各種スパメニュー、ウェルビーイング(身体的、精神的に良好な状態であること)を目指す場所であり、ウェルネスリゾートの先駆けです。

 






島村 日本でも体験できるようになるのは嬉しいですね。

 

福永 世界の富裕層の間では、健康を目的とした長期滞在型の旅行が増えています。日本では古くから湯治があるように、温泉はウェルネス文化そのものです。

 

温泉、自然、和食、医療を組み合わせた滞在プログラムを開発し、長期滞在を促していく。これまでの一泊二食型から、新しいモデルへと進化していく必要があります。まず第一弾として、水上温泉の「別邸 仙寿庵」でこのプログラムをスタートします。忙しい人々が心身の健康と安寧を得ることができる滞在プログラムを提唱していきたいと思っています。




群馬県みなかみ町が誇る谷川連峰の壮大な自然に囲まれた「別邸仙寿庵」。



日本文化発信機構(JCCO)理事として、さらなる日本の宝を再発見したい

 

 

島村 お忙しい中、JCCOの理事をお引き受けいただきありがとうございます。その理由を教えてください。

 

福永 日本には本当に素晴らしい人や技術、文化があります。でも、それが十分に知られていない。これはとてももったいないことだと思っています。

地方には、世界に誇れる職人や料理人、文化人が数多く存在しています。しかし、その価値が広く知られる機会は決して多くありません。



私はこれまで旅館を通じて日本文化を海外に紹介してきましたが、それだけでは紹介しきれない魅力がまだまだあります。

文化というものは、誰かが光を当てなければ見えないものです。優れた人や技術を社会に紹介することは、日本文化を未来につないでいくことでもあると思っています。

日本には宝の山のように素晴らしい文化があります。それをどう発信し、どう守っていくか。それがこれからの日本にとって重要なテーマだと思っています。

 

島村 ありがとうございました。引き続きJCCOの活動にお力添えをよろしくお願いいたします。




福永浩貴 Hiroki Fukunaga

THE RYOKAN COLLECTION代表。兵庫県西宮市出身。英国の高級ホテルチェーンでの経験を経て、2004年に日本初の高級旅館コンソーシアム「THE RYOKAN COLLECTION(ザ・リョカンコレクション)を設立。海外富裕層市場に向けたマーケティングとブランド構築を推進し、日本旅館の価値向上に取り組む。日本文化発信機構(JCCO)理事。

Text by Yuko Taniguchi
Photos by Toshiyuki Furuya

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THE RYOKAN COLLECTION 公式サイト
一般社団法人 日本文化発信機構(JCCO)公式サイト

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心地よい風が吹き、花が咲き誇る春。東京・大手町の“塔の日本旅館”「星のや東京」では、5月31日(日)まで、春から初夏へのうつろいを五感で楽しむ特別な滞在を展開。花に想いを託す体験や、旬の新茶を味わうひとときが用意され、季節の豊かさを感じられるはずだ。


「花笑みのとき」
【期間】開催中~2026年5月31日(日)
【料金】2名 83,750円~、3名 92,550円~(税・サービス料込、宿泊料別)
【含まれるもの】花の室礼、お花箱づくり体験
【予約】3週間前までに要予約



なかでも象徴的なのが、大切な人への想いを花で表現する「花笑みのとき」。専属の華道家とともに、客室や共用空間に花をしつらえ、滞在そのものを特別な時間へと導く。出発前には、しつらえた花でお花箱を仕立て、余韻とともに持ち帰ることもできる。


「よい前のひととき」
【期間】開催中~2026年5月31日(日)
【時間】17:00~18:00
【料金】無料
【予約】不要


夕食前には、季節のおつまみと酒を味わう「よい前のひととき」を提供。用意されるのは、木の芽味噌が爽やかに香る豆腐田楽と、それに合わせた日本酒。酒と料理とともに花見を楽しんだ江戸の文化にならい、空間には桜のしつらいが置かれ、往時の風情を感じる粋な体験が楽しめる。


「新茶体験」
【期間】2026年4月末頃~5月31日(日)
【時間】15:00~16:30
【料金】無料
【予約】不要



さらに、茶摘みの最盛期にさしかかる4月末頃からは、到着後に「新茶体験」を提供。ゲストに合わせた茶葉をスタッフが選び、一杯ずつ丁寧に淹れる煎茶は、一煎ごとに香りや風味が変化し、旬ならではの贅沢な味わいが広がる。




この時季、青森ヒバの一枚板で作られた正面玄関の扉を開けると、桃や桜をあしらった室礼がゲストを歓迎。日本の四季の豊かさを感じることができるはずだ。



東京の特等席で、そんな一期一会の春を楽しんでみてはいかがだろうか。

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星のや東京
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自然と調和する“天空のサンクチュアリ”が誕生

2026.04.01
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自然と調和する“天空のサンクチュアリ”が誕生
PREMIUM JAPAN » 旅 | 2026.04.01

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「1 Hotel Tokyo」東京・赤坂に開業

2026.4.1

自然と調和する“天空のサンクチュアリ”が誕生

Photo courtesy of Mikkel Vang

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米国発のサステナブルラグジュアリーホテルブランド「1 Hotels」が、日本初進出となる「1 Hotel Tokyo」を東京・赤坂に開業した。


Photo courtesy of Mikkel Vang



赤坂トラストタワーの38階から43階に位置し、皇居外苑や東京タワーを望むパノラマビューが広がる本ホテル。都市の中心にありながら自然を感じられる“天空のサンクチュアリ”として、革新的なダイニングやウェルネス体験、そしてサステナブルラグジュアリーの思想を通じて、新たなホスピタリティを提示する。


Photo courtesy of Mikkel Vang


館内には、豊かなグリーンウォールや、樹冠(キャノピー)を思わせるロビー空間、眺望を引き立てるレイアウトを採用。「屋外の自然を屋内に取り込む」という理念のもと、都市の喧騒を忘れさせる静けさと、自然に没入するような感覚をもたらす。


Photo courtesy of Mikkel Vang


Photo courtesy of Mikkel Vang


全211室の客室には、プリザーブドモスや再生パレットを用いたバイオフィリックアート、日本の職人によるインテリア、厳選された植栽を配し、ミニマルでありながら温もりを感じる空間に。一部の客室からは、皇居外苑や東京のスカイラインを望む眺望も楽しめる。


Photo courtesy of Ben Lindbloom


Photo courtesy of Ben Lindbloom


ダイニングは3施設を展開。シグネチャーレストラン「NiNi」では、南仏リヴィエラのエレガンスと日本の美意識を融合した料理を提供する。天然炭のみを熱源とするジョスパーグリルオーブンを採用し、肉や魚介、野菜の持ち味を引き出した繊細な味わいを実現。時間帯によって表情を変える空間演出も魅力だ。


Photo courtesy of Ben Lindbloom


日本のクラフトジンを主役に、都内でも有数の50種類以上のコレクションを誇る「Spotted Stone」は、バータイムはもちろんのこと、日中はラウンジとしても利用でき、軽食やティータイムも楽しめる。


このほか「Neighbors Café」では、職人が淹れるコーヒーや、東京・原宿で人気の「THE MATCHA TOKYO」のオーガニック抹茶、身体にやさしいフードやスイーツを提供。ゲストのみならず、近隣コミュニティとの緩やかなつながりを育む場となっている。




ウェルネス施設としては、英国発「バンフォード ウェルネス スパ」を導入。指圧やリフレクソロジーなどの伝統的な手法と現代のセラピーを融合し、心身を整えるプログラムを提供する。 さらに、24時間利用可能なフィットネスエリアや自然光が差し込む屋内プールも備え、滞在そのものがリトリートとなる設計だ。


サステナビリティの面でも、日本の環境性能評価「CASBEE Sランク」を取得。再生素材の活用やプラスチック削減、節水システムなど、設計から運営に至るまで環境配慮を徹底している。



都市の中心にありながら、自然と静けさに包まれる新たな滞在体験。「1 Hotel Tokyo」は、これからのラグジュアリーのあり方を体現する、新たなランドマークとなりそうだ。

 

◆1 Hotel Tokyo
【住所】東京都港区赤坂二丁目17番22号
【階数】38~43階、1階、地下1階
【総客室数】全211室(ペントハウス&スイート: 24室、ユニバーサルルーム:5室を含む)

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1 Hotel Tokyo 公式サイト
1 Hotel Tokyo 公式Instagram

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「星のや奈良監獄」2026年6月25日開…

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東京・新宿「BELLUSTAR TOKYO」天空のラグジュアリーホテルで過ごす特別な時間

2026.04.01
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東京・新宿「BELLUSTAR TOKYO」天空のラグジュアリーホテルで過ごす特別な時間
PREMIUM JAPAN » 旅 | 2026.04.01

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2026.3.27

東京・新宿「BELLUSTAR TOKYO」天空のラグジュアリーホテルで過ごす特別な時間

ペントハウス「鳥(とり)」

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東京・新宿の中心に広がる歓楽街、歌舞伎町。
“眠らない街”として世界的にも知られ、飲食店やエンターテインメント施設が立ち並び、昼夜を問わず人の往来が絶えない場所である。




しかし近年、この街は新たな姿へとゆるやかに変化している。背景にあるのは、新たなランドマークの誕生と、海外からの来訪者の増加である。それにより、歌舞伎町は国際色豊かな都市空間へと進化しつつあるのだ。その変化を象徴する存在として注目されているのが、巨大複合施設の「東急歌舞伎町タワー」である。




地上48階、地下5階という圧倒的なスケールを誇るこの施設には、ホテル、劇場、ライブホール、映画館、レストランなどが集積する。新宿駅から徒歩圏という利便性も相まって、歌舞伎町の新たなランドマークとなっている。

その上層階に位置するのが、ラグジュアリーホテル「BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel(ベルスター東京)」である。





「Restaurant Bellustar」





喧騒から切り離される、空へのアプローチ

 

ホテルエントランスをくぐり、エレベーターで上層階へと向かうにつれ、街の喧騒は次第に遠のいていく。やがて、静謐な空気に包まれた別世界へと導かれる感覚を覚える。
レセプションは18階に位置し、そこからさらに客室のある39階から47階へと上がると、都市の上空に浮かぶような非日常の空間に到達する。





18階に位置するホテルレセプション



客室は全97室。一般客室でも41㎡以上の広さが確保されており、ゆとりある設計が特徴である。インテリアは落ち着きと品位を兼ね備え、静かな時間を過ごすのにふさわしい空間となっている。

 

特筆すべきは、窓からの眺望である。
天井から床まで広がる大きなガラス窓により、東京の街並みをダイナミックに見渡すことができる。

眼下には巨大都市・新宿の景観が広がり、まるで上空から都市を俯瞰しているかのような感覚を味わえる。このスケールの眺望を客室から楽しめるホテルは決して多くない。とりわけ夜景は圧巻であり、これ以上ないと感じさせる完成度である。





客室「スタジオ・キング」






地上200メートルのダイニング体験

 

ホテルのレストランフロアは45階に位置する。ここにはモダンフレンチ「Restaurant Bellustar」、「鉄板 天祐(てんゆう)」、「鮨 甚江(じんえ)」といった多彩なダイニングが揃う。
なかでも中心的存在となるのが、「Restaurant Bellustar」である。




「鉄板 天祐(てんゆう)」




高さ約200メートルに位置するこのレストランは、二層吹き抜けの大空間が特徴であり、天井高は約13メートルにも及ぶ。空間の中央には、現代美術家・大巻伸嗣氏による球体アートが吊るされている。

この作品は金属製の球体内部でLEDがゆるやかに明滅し、壁や天井に幻想的な影を映し出す。表面には水紋や花を想起させるモチーフが刻まれており、かつて新宿に存在した水景の記憶を表現したものとされる。

夜になると、この光がレストラン全体を柔らかく包み込み、窓外の夜景と重なり合うことで、唯一無二の空間体験を生み出す。











「Restaurant Bellustar」




料理は、日本各地の食材を取り入れたモダンフレンチである。コンセプトは「素材で旅するレストラン」。各地の旬の素材を丁寧に扱いながら、フランス料理の技法と日本の感性を融合させた一皿が提供される。

食材の産地や背景が丁寧に語られることで、料理は単なる味覚体験にとどまらず、物語を伴った体験となる。料理のなかでも印象的なのは肉の火入れの秀逸さだ。素材の良さはもちろんであるが、それらを引き出す技術が光る料理の数々に心も体も満たされていく。




さらに特筆すべきは、ワインセレクションの充実度である。膨大なリストは圧倒的であり、選択に迷うほどである。こうした場合はソムリエと相談し、料理との調和を意識した一杯を選ぶことが望ましい。きっと新たな発見があるはずだ。




同フロアには、「Bar Bellustar」も併設されている。
ここでは、東京の夜景を眺めながら静かに過ごすことができる。都市の光を眼下に、グラスを傾ける時間は格別である。

 

カクテルには国産のフルーツやハーブが取り入れられ、日本の四季を感じさせる構成となっている。世界各地の蒸留酒やワインも豊富に揃い、バーテンダーの技術とともに楽しむ一杯は、滞在の夜をより印象深いものにする。







「Bar Bellustar」






また、東急歌舞伎タワー18・20〜38階「HOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARK ROYAL Hotel(ホテルグルーヴ新宿)」には、よりカジュアルな「JAM17 DINING」「JAM17 BAR」ジェラートショップ「JAM17 GELATERIA」ルーフトップテラス「TERRACE 」もある。外に出ることなく、その日の気分に合わせて選択できる。





“空”へと還るスパ体験

 

 

ホテル最上階の47階には、スパ施設「SPA sunya(スパ・スーニャ)」が設けられている。

“sunya”とはサンスクリット語で「空」を意味し、その名の通り、このスパは自らをゼロへと戻すための静かな空間として設計されている。

トリートメントには、日本各地の植物由来のオイルやバームが用いられる。香りや体調に応じて施術をカスタマイズできる点も特徴であり、セラピストによる丁寧なカウンセリングを通じて最適なケアが提案される。

また、トリートメントルームからの眺望も格別である。地上の喧騒から切り離された高さから東京を見渡すことで、都市の音は遠ざかり、自然と心が落ち着いていく。

ここは単なる癒しの場ではなく、心身を整えるための時間を提供する場所である。





「SPA sunya(スパ・スーニャ)」




空の上に広がる、もう一つの邸宅

 

 

ホテル最上部45階から47階には、5室のペントハウスが用意されている。最大277㎡に及ぶその空間は、まさに空に浮かぶ邸宅と呼ぶにふさわしい。

各室には天空を表す「天」と、日本の美意識を象徴する「花鳥風月」の名が与えられ、静謐で洗練された世界観が表現されている。室内にはキッチンやダイニングが備えられ、専属バトラーによるサービスも提供される。



インテリアデザインは建築家・芦沢啓治氏・Norm Architectsが手がけ、家具はKarimoku Caseのプロダクトが採用されている。シンプルでありながら温かみのある空間がまるで自宅にいるような心地よさを生み出している。

この贅沢な空間に身を置き、窓外に広がる圧倒的な景色を眺めていると、まるで東京の頂点に立ったような贅沢な感覚をもたらす。






ペントハウス「天(そら)」



都市の進化を象徴する存在

 

 

歓楽街としての印象が強かった歌舞伎町は、いまや文化とエンターテインメントが交差する新たな都市空間へと進化している。

その中心に位置する東急歌舞伎町タワー、そしてその上層に広がるベルスター東京。

地上では街のエネルギーが脈打ち、空の上では静寂が支配する。この対照的な魅力を同時に体験できる点こそが、このホテルの本質である。

 

 

 

Text by Yuko Taniguchi




BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel

東京都新宿区歌舞伎町1-29-1 18・39〜47階

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BELLUSTAR TOKYO 公式サイト

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桜のうつろいに身をゆだねる、嵐山の特等席

2026.3.23

「星のや京都」雅な春のアクティビティを開催

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京都・嵐山の渓谷に佇む全室リバービューの旅館「星のや京都」では、2026年4月16日(木)まで、桜のうつろいを五感で味わう春の特別プログラムを開催中だ。


星のや京都から続く大堰川沿いの道



「日本さくら名所100選」にも選ばれる嵐山。そのシンボルである渡月橋から約1km離れた奥嵐山に位置する「星のや京都」は、喧騒から離れて桜を愛でられる特別な場所。刻々と移り変わる自然の情景を間近に望みながら、優雅なひとときを過ごせる特等席が用意される。


「桜の京唐紙カードづくり」 ※公式サイトにて前日20時までに要予約
【期間】開催中〜2026年4月10日(金)
【時間】11:30〜12:30
【料金】1名 3,388円(税・サービス料込、宿泊料別)


4月10日(金)まで楽しめるのは、京都の伝統工芸「京唐紙」の技法で桜をモチーフにしたポストカードをつくる「桜の京唐紙カードづくり」。客室を彩る京唐紙の技法をみずから体験し、旅の思い出としてかたちに残すことができる。


「春うららのひととき」 ※予約不要
【期間】2026年3月25日(水)〜4月9日(木)
【時間】8:00〜10:00
【料金】無料


目の前に桜景色が広がる空中茶室やライブラリーラウンジでは、4月9日(木)まで、春の書と景色を楽しむ「春うららのひととき」を開催。京都の名書店「恵文社一乗寺店」が選書した書籍と季節の飲み物を手に、奥嵐山の美しい風景に身をゆだねる贅沢な時間が過ごせる。


「桜の中のパワーウォーク」 ※公式サイトにて前日20時までに要予約
【期間】2026年4月1日(水)〜10日(金)
【時間】7:15〜8:00
【料金】無料


朝日が差し込む川沿いの桜並木では、桜のもとで心身を整える「桜の中のパワーウォーク」を開催。深い呼吸と体幹を意識しながら歩を進めることで、1日を清々しく始められるはずだ。


「花散る水辺のひととき」 ※予約不要
【期間】2026年4月10日(金)〜16日(木)
【時間】8:00〜10:00
【料金】無料


花筏のお菓子(イメージ)


桜吹雪の頃に楽しめるのが、宿の中心に位置する「水の庭」で過ごす「花散る水辺のひととき」だ。ここでは舞い散る桜と水面に浮かぶ花筏を眺めながら、京菓子司「亀屋良長」が誂えた特製の和菓子と、一服ずつ点てられた抹茶を味わうことができ、儚さの中に美しさを見出す日本古来の感性“もののあはれ”を体感できる。



満開の桜から、散りゆく姿まで。嵐山にたたずむ「水辺の私邸」で、日本ならではの繊細な美意識に触れる時間を過ごしてみてはいかがだろうか。

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星のや京都 公式サイト

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「界 玉造」400本の夜桜を愛でる特別滞在「桜舞うたまゆら滞在」

2026.03.17
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「界 玉造」400本の夜桜を愛でる特別滞在「桜舞うたまゆら滞在」
PREMIUM JAPAN » 旅 | 2026.03.17

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春の玉造温泉で、桜と名湯に酔う

2026.3.17

「界 玉造」400本の夜桜を愛でる特別滞在「桜舞うたまゆら滞在」

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島根県・玉造温泉の星野リゾートの温泉旅館「界 玉造」では、2026年3月30日(月)から4月6日(月)までの期間限定で、温泉街に咲く400本の桜を堪能する滞在プログラム「桜舞うたまゆら滞在」を開催する。




「界 玉造」の前を流れる玉湯川は、春になると両岸約2kmにわたり約400本の桜が咲き誇る桜の名所。夜ともなると桜並木がライトアップされ、壮麗な景色が広がる。



その絶景を人力車に乗りながら鑑賞できるのが、本プランの最大の魅力だ。当日は、乗り心地にこだわった「界 玉造」専用の人力車で、桜並木や玉造温泉街を約1時間かけて巡行。界のスタッフも同行し記念撮影を手伝うなど、旅の思い出作りをサポートしてくれる。



さらに今年は、玉湯川に架かる橋の上に、川沿いの桜並木を独り占めできる「夜桜日本酒BAR」が登場。「夜桜人力車」乗車後に、川面に映り込む夜桜を眺めながら、春をイメージして選ばれた島根の地酒と和菓子のマリアージュを楽しめる。



春ならではの花見風呂も楽しみのひとつ。「界 玉造」の大浴場露天風呂は湯船の目の前に桜が配され、湯浴みと花見を一度に満喫できる。夜風に揺れる桜を眺めながら名湯に浸かる時間は、この時期だけの贅沢だ。



「たまゆら」とは、古代の首飾りである勾玉が触れ合うさまから生まれた「ほんのしばらく」「かすか」を意味する古語。勾玉づくりの地として栄えた玉造温泉街で、桜が咲く短い季節だけの、はかなくも美しい時間を過ごしてみては。

 

◆界 玉造「桜舞うたまゆら滞在」
【期間】2026年3月30日(月)~4月6日(月)
【時間】夜桜人力車 1部18:15~/2部20:00~
【料金】夜桜人力車 1組14,000円(税込)※日本酒セットの金額含む
【場所】玉造温泉街、界 玉造
【定員】夜桜人力車(1日2組限定、1組2名まで)
【予約】夜桜人力車は要事前予約(宿泊7日前までに公式サイトにて)
※夜桜人力車は荒天の場合、中止の可能性があります。

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界 玉造 公式サイト

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佐賀・吉野ヶ里に体験型複合施設「スノーピーク グラウンズ 吉野ヶ里」誕生

2026.03.13
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佐賀・吉野ヶ里に体験型複合施設「スノーピーク グラウンズ 吉野ヶ里」誕生
PREMIUM JAPAN » 旅 | 2026.03.13

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歴史と自然の中で“野遊び”を再発見

2026.3.13

佐賀・吉野ヶ里に体験型複合施設「スノーピーク グラウンズ 吉野ヶ里」誕生

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アウトドアブランド、スノーピークが手がける新たな体験型複合施設「スノーピーク グラウンズ 吉野ヶ里」が、2026年3月18日(水)、佐賀県の吉野ヶ里歴史公園内に開業。3月18日(水)12時から宿泊予約もスタートし、キャンプフィールド&ヴィラは4月18日(土)より運営開始となる。歴史・地域・野遊びを結びつける、これまでにない滞在拠点の誕生だ。




本施設は、ショップや飲食、文化体験が集まる複合施設エリアと、宿泊施設と九州最大級のキャンプフィールド&ヴィラで構成。宿泊施設は、物見櫓や竪穴住居など弥生時代の建造物をモチーフにした空間設計が特徴で、悠久の歴史に思いを馳せながら特別なキャンプ体験を楽しめる。



複合施設エリアには、スノーピーク直営店のほか、「みつせ鶏本舗」のレストラン、スターバックスが出店。さらに、佐賀県内の多様な地場産業が連携して誕生したローカルブランド「SAGA COLLECTIVE」初の常設ブースも登場する。




なかでも注目は、ブックディレクター幅允孝氏がプロデュースする「野と歴史をつなぐライブラリー」。「歴史×地域×野遊び」をテーマに選書された本が並び、園内での貸し出しも可能。屋外で自然や歴史を感じながら読書も楽しむこともできる。


「火ノ庵(ひのいおり)」室内(夜) イメージ


宿泊エリア「スノーピーク 吉野ヶ里 キャンプフィールド&ヴィラ」は2つのエリアで構成。北口エリアには、脊振山を望むフリーサイトと、竪穴住居をモチーフにしたキャビン「火ノ庵(ひのいおり)」を配置。


「風ノ庵(かぜのいおり)」屋上イメージ


一方、吉野ヶ里遺跡を望む新西口エリアの目玉は、物見櫓をモチーフにしたコテージ「風ノ庵」。かつてこの地に暮らした弥生人が見ていたであろう風景に思いを重ねながら、物見櫓からの眺めを擬似体験できる。


さらに、160サイトという九州最大級を誇るキャンプフィールドでは、初心者でも気軽に楽しめる日帰りプランや、手ぶらキャンププランも用意されている。

 

脊振の山並みと佐賀平野の広い空の下、火を囲んで過ごすひととき。美しい自然と歴史の記憶が響き合う、ここだけの野遊び体験を楽しんでみては。

 

◆スノーピーク グラウンズ 吉野ヶ里
【開業日】
複合施設エリア|2026年3月18日(水)
キャンプフィールド&ヴィラ|4月18日(土)
【所在地】佐賀県神埼市神埼町鶴612番地1
【営業時間】
スノーピーク 直営店、野と歴史をつなぐライブラリー|平日9:00~18:00、土日祝9:00~19:00
みつせ鶏本舗 GROUNDS 吉野ヶ里店|平日11:00~18:00(LO17:30)、土日祝11:00~21:00(LO20:30)
スターバックス コーヒー 吉野ヶ里歴史公園店|7:30~21:00
※開業日の3月18日は全店舗9:00オープン
【定休日】
スノーピーク 直営店、野と歴史をつなぐライブラリー、みつせ鶏本舗 GROUNDS 吉野ヶ里店、スターバックス コーヒー 吉野ヶ里歴史公園 |吉野ヶ里歴史公園の営業日に準ずる
スノーピーク 吉野ヶ里 キャンプフィールド&ヴィラ|火曜定休

関連リンク

スノーピーク グラウンズ 吉野ヶ里 特設サイト

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「別邸音信」大谷和弘社長 長門湯本温泉の再生を成功に導いた中心人物

「別邸音信」に隣接する「大谷山荘」にて。背後に流れるのは清らかな音信川。

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「ザ・リョカンコレクション」に加盟する旅館の女将や支配人を紹介する連載「旅館の矜持」。今回は山口県の長門湯本温泉に位置する「別邸音信(おとずれ)」の大谷和弘氏を紹介する。






美しい河川沿いに佇むモダン・シックな温泉宿

 

室町時代に開湯し、600年もの歴史を有するのが山口県の長門湯本温泉である。

この温泉郷を代表する旅館が「大谷山荘」だが、山陽・山陰で知らぬ者はいない豪壮な宿だ。それに隣接する別館が「別邸音信」である。

 

 

温泉街の真ん中を貫く「音信川(おとずれがわ)」が、宿名の由来だ。春には桜、夏には蛍を鑑賞できる透明度の高い川である。

この宿を訪れた人はエントランスをくぐった瞬間、静寂をたたえた水盤に心を吸い寄せられる。回廊に沿って進むと、円錐状に上に伸びる木組みの美しい天井を持つホールが現れる。






円錐形の木組みが印象的なホールは、高台寺の茶室「傘亭」を模した。






「一見、バリのリゾートホテルの屋根の様に見えますが、京都・高台寺の茶室『傘亭』の屋根を模したものです。」






そう話すのは「大谷山荘」の5代目の主人である大谷和弘・代表取締役社長だ。

このホールには窓がなく、外気にダイレクトに繋がっている。庭園の木立や苔むした石垣が美しい。

別邸が完成したのは2006年のこと。とても20年前の建物とは思えぬほどモダン・シックな数寄屋造りだ。細部を注視すれば、壁に使われた本物の岩や「なぐり」を施した床板など、惜しむことなく贅を凝らした建築には見惚れることだろう。







わずか18室に完全無欠の付加施設

 

「設計士には、靴を脱いで館内を歩ける造りをリクエストしました」(同前)

ゲストは靴を脱いで玄関から先に進むが、敷き詰められた畳の感触を、足裏で直に感じられるところがいい。

レセプションの奥に広がる空間はとてもゆったりとした造りだ。ライブラリーには地元の誇りでもある、画家の香月泰男や童謡詩人・金子みすゞの書籍をはじめ、趣味のいい美術全集などが並ぶ。13歳未満の入館を制限しているため、館内は静寂が保たれている。

 

ギャラリーに展示された焼物が見事だ。






「長門湯本からほど近い深川(ふかわ)窯には5軒の窯元がありまして、その深川萩焼を作る5家の作家は創業時以来からのお付き合いです。板倉新兵衛窯、田原陶兵衛窯、新庄助右衛門窯、坂倉善右衛門窯、坂田泥華窯です。萩の三輪休雪窯、天寵山窯、金子司さんとも懇意にさせていただいてます。そして、ガラス作家の西川慎先生ですね。先生方の作品は館内のいたるところに展示してあります。また、『日本料理 雲遊』では、先生方の作品を取り入れたご夕食を提供しています」(同前)

 

作家を絡めたイベントも盛んだ。






「The Bar OTOZURE」は夕刻のフリードリンクも食後の時間帯も雰囲気が抜群に良い。






ほかの施設として、茶室、大浴場、スパ施設「グランデスパ音信」、フィットネスジムが備えてある。「The Bar OTOZURE」では、夕刻のひとときにスパークリングワインなどが無料で提供される。

客室はゆとりある敷地に、わずかに18室のみ。全室に源泉掛け流しの露天風呂も完備している。

なにしろ至れり尽くせりの宿だと言うことができるだろう。






大谷山荘前にある川床は、焼き立てのパンが供されるカフェだ(冬季はクローズ)。






街の宿泊者数はピークの半分以下に

 

音信川では、例えば桜の開花目前の3月末に「川床開き」が恒例として行われる。「大谷山荘」及び「別邸音信」の施設の充実ぶりからすると、宿の中だけですべてが完結してしまう。

しかし、長門湯本温泉は実に様々な魅力に溢れていて、思わずそぞろ歩きをしたくなるような温泉街なのである。

今でこそ温泉街は若い人々で賑わうが、実は、現在の活況に至るまでには大変な苦労があった。






以下、大谷社長が語る。

「私が地元に戻ったのは今からおよそ20年前の2005年で、ちょうど『別邸音信』の建築に着手するタイミングでした。翌年の2006年に竣工し営業を始めたのですが、問題は、温泉街自体に徐々に進行していた沈没の兆しでした」

 

 

長門湯本温泉郷の最盛期は1984年で年間39万人が宿泊した。そこから観光客は逓減し、2014年には宿泊者数は年間18万人とピーク時の半分以下となった。

 

 

「私が子供の頃は団体旅行のバスで賑わったものです。それがインターネットの時代を迎え、団体旅行から個人旅行へと、旅行のスタイルが変化していきました。そんな時代背景の中で、創業150年の老舗旅館が廃業するというショッキングな出来事が起きたのです。」

 

 

2014年、江戸時代から続いた老舗ホテルが倒産し、街の中心部に巨大な空家が現れることになった。






温泉街全体のプロジェクトについて説明する大谷社長。






「長門湯本みらいプロジェクト」が始動

 

「地元民が危機感を共有したのは、このときです。さらに、温泉街の商店も次々と姿を消して、ゼロ軒にまでなっていったのです。」

 

 

2014年、温泉街の復興・再生は、住民にとって喫緊の課題となった。

 

 

「再生のきっかけを作ったのは長門市の行政でした。これからは観光という時代に、温泉街の真ん中に廃屋があると、長門市全体のイメージ低下に関わるし、街の元気が失われていくからと、税金でそれを解体してくれたのです」

 

 

さらに前市長の大西倉雄氏は、その跡地に星野リゾートの誘致を目論んだ。

 

 

「話を受けた星野(佳路)代表が回答したのは、『星野リゾートのホテル単体がこの温泉地にやってきても、この状況はあんまり変わらない。エリア全体のマスタープランごとやりませんか』という提案でした。星野さんにしてみれば、その後、日本各地で着手することになる街づくり案件としては、長門湯本が第1号だったのです」

 

 

2016年4月、「星野リゾート 界」との事業実施協定が締結、同年8月にマスタープランの策定が完了し、「長門湯本みらいプロジェクト」が本格的に始動する。

 

 

 






「官民連携」が成功したレアケース

 

温泉郷の真ん中に位置する音信川だが、それは県の管轄となる。ゆえに、山口県庁、長門市役所、民間と、プロジェクトは必然的に三つ巴で進むことになった。

 

 

「行政の側に、経済産業省から長門市に出向中の木村隼斗氏がいたことも僥倖の一つでした。彼は優れたリーダーです」






結論を先に言えば、これは「公民連携」がうまくいった国内でも非常に稀有なケースなのである。

行政は地元に対して激しくハッパをかけた。行政が主導してハード面は出来上がるが、ソフト面を細やかに練り上げていくのは地元でなくてはならない。民間の本気なしには成功は見込めないのである。

公民ががっちりと組み合ったプロジェクト推進体制が構築された。






「街には旅館が星野さんも合わせて12軒あります。1軒ごとに考えは違いますから、その調整には時間がかかりました。

私たちの目指すところは、エリアそのものの価値を高めて、そこからお客様を誘導することでした。目標を分かりやすく言うなら、人気温泉地のトップ10を目指すみたいなことです。






それはもう一遍、40年前の姿に戻すことではありません。『今』の文脈の中で暮らしている人たちが、地域とちゃんとコミットしながら生活文化を作っていくことです。そもそも、暮らしの場所に、温泉と川があること自体が素晴らしいこと。例えば、仕事を終えた人が温泉に入ったり、ただただ川を眺めながら雑談をするような実際行為の次元です。そこには、住民もいるし従業員もいる、移住者や観光客もいて、それなりに楽しんでいる。結果として、そこで経済が動き、循環していて、生活のベースがつくられるというイメージです」






「恩湯」では、住吉大明神が見守る中、岩盤から湧出する湯が見える。






「恩湯」が秘めていた凄まじい泉源

 

マスタープランでは、長門湯本温泉を魅力あるものにする6つの要素に集約された。それらは「外湯」「食べ歩き」「文化体験」「回遊性」「絵になる場所」「休む佇む空間」である。






そのために敢行したのが、川に架けた5カ所の「川床」と、4カ所で川を渡れるようにした「飛び石」だ。川床も飛び石も、様々な検証を繰り返して、設置までには3年以上を要したという。

6つの要素の中でも大谷社長が特に思い入れがあったのが「外湯」=公衆浴場の「恩湯(おんとう)」だ。大谷は再建プロジェクトのリーダーとなった。






「40年前のその頃は、私も入ってましたし、夕方になると子どもたちがここに集う風景がありました。しかし、今から20年前に故郷に戻った時には、その風景は失われ、この浴場はすっかりさびれてしまってました。建物は古いし、メンテナンスも行き届いてなく、若い世代や観光客は寄り付かないような状態に陥ってました。

 

私はこの街の再生の象徴として、この浴場を再生させたいと強く思いました。でも、ただ綺麗にするだけではなくて、この土地ならではの歴史に基づいた面白い公衆浴場を作りたかった。

温浴施設を作り、レストランを作るといっても、経営者それぞれの思いでやるとまとまりがなくなってしまいます。川と温泉と広場とレストランなどを、一つの空間設計の中でつなげていくことが大事だと考えました」






だが、一連の過程で、公衆浴場を再建するために老朽化した浴場を壊してみると、驚くべきことが判ったのである。






「岩盤を覆っていた石板が外されると、温泉が岩盤から直接湧いているのがあらわになった。おぉ、自然湧出温泉じゃないか! それは衝撃でした。

その姿は、開湯した600年前と何ら変わらない。この場所の力で、何百万人という人々の喜怒哀楽を受け止めて、また人々を自然の姿に戻すという、つまり、裸にしてきたパワーがあったわけです。これは改めて凄いことだと思いました」






さらなる衝撃が待っていた。






「実は浴槽の下から、もう一個の泉源が出てきたのです。まさに足元湧出温泉です。

一般的に温泉がいちばん鮮度が高いのは地中にあるときです。一旦外に出ると、空気に触れて酸化が始まる。だから、温泉の質は、泉源から浴槽までの距離にかかっているのです。

足元湧出温泉の凄さって、その距離がゼロということです。それは酸化してない温泉が注ぎ込まれるという、とんでもないクオリティなわけで、国内でも稀有な自然資本だったのです。ならば、生源泉をそのまま楽しもうというコンセプトが生まれました」






生まれ変わった「恩湯」の外観。入浴後も施設内でゆっくり過ごせる。






ザバザバ流れる「生まれたての温泉」

 

温泉は39℃前後の‶ぬる湯″で、湧出量は毎分131リットル。そこで設計士にこのように依頼した。

「岩盤は覆わずにそのまま露出させる。お湯には水も何も混ぜない。温度調整もしない。そのままの湯を溢れさせて掛け流しにしたい」

この要望を聞いて設計士は欣喜雀躍した。






「そこで彼が言ったのは、『これは禊です。だから、温泉に入る行為自体を神聖な行為としてデザインしましょう』と。

コンセプトは神社の仕組みと対応させて、人は神社に行ったら、手を洗い口をゆすいで拝殿に向かう。それと同様に、まず洗い場を手前に配置して、そこで体を清めてから、湯船に浸かる。

と言うのも、この泉源の権利は近くの曹洞宗・大寧寺(たいねいじ)が持っているのですが、実はこの泉源は神様が授けたという物語が600年も前からあるわけです。言わば、神様に守られた『神授の湯』なのですね」






大谷社長が話した物語を要約すると、こうなる。

ある日、大寧寺の境内で3代目の定庵禅師が、石に腰かけた老翁を見かけ、名を尋ねる。その翁は、長門國一宮「住吉神社」の大明神だと。住職は翁を寺に招き、仏道を伝授する。その後、錦の袈裟を授かった翁は、「お礼に温泉を出しておきましたのでご利用ください」と言い残し、龍蛇となって昇天していった。






「再建した浴場の岩盤の上に、神仏習合のコンセプトでデザインしたのは、そういうワケです」

「生まれたての温泉」を味わうために、湯量に対する浴槽面積を計算した。

「男湯と女湯に分けた場合、それぞれを8㎡の浴槽にすると丁度いいことが判りました。狭いけれども、最高度の温泉がザバザバ流れているわけです」






お湯の成分はアルカリ性単純温泉で、浴槽に注がれる温度は36~38℃。ゆえに、20分ほどゆっくり浸かっていると、温泉の成分が皮膚に浸透し、体の芯から温まるのだ。その存在は、まさに、長門温泉の中核を成す「宝物」と言えるだろう。

ちなみに「恩湯」は2023年、京都の大徳寺にて、湯道文化振興会から最高賞である「湯道文化賞」を付与されている。その時は、大谷和弘社長と大寧寺方丈・岩田啓靖氏、そして、長門国一宮住吉神社宮司・鳴瀬道生氏で授賞式に参加した。

再建前の「恩湯」ならびに、周辺の温浴システムで毎年6千万円の赤字を出していたが、再建から5年目の2025年度にはついに、単年度での黒字化を成し遂げた。






灯りイベント「うたあかり」は、日没~22時、3月8日まで連日開かれる。






街の店舗数はゼロから17に

 

もう一つの観光の目玉は、3月8日まで開催している、金子みすゞの詩をテーマにした灯りイベント「うたあかり」である。詩の朗読と音楽に合わせて光の演出が変化する「幻燈輪舞(げんとうろんど)」では、竹林の階段や広場にいくつもの影絵が踊る。「みすゞのお庭」では、長門市内の児童生徒が制作した数千個の「あかりのうつわ」が広場を埋め尽くす。






再生プランを実働させてから10年。街はすっかり蘇った。

 

 

「いま温泉街の空き家活用をどんどん進めています。例えば、萩焼の産地だから、萩焼カフェを置いたり、薬屋さんだったところがクラフトビール屋さんになったり、そして、焼き鳥屋さんに瓦そば屋さん。とても美味しいピザを焼くイタリアンレストランのあるホテルも出来ました。店舗数ゼロだったところから、今では17コンテンツに増えました。やはり、ソフトについては民間が継続的に努力するしかありません」






がむしゃらに走り続けた10年間で、培われたのは仲間との人間関係だそうだ。

 

 

「大きな温泉街だとこれだけ変革させるのは難しいと思うのです。長門湯本は端から端まで歩いて10分ですから、たまたまスケールが小さかったのが良かった。それと、今でもしょっちゅう仲間とコミュニケーションを取り合っていること、それが財産だなと思います。ややもすれば、毎日毎日何らかの連絡を取り合っています」






全客室に完備する露天風呂。アルカリ性単純温泉で肌はすべすべに。






湯治三昧と三土料理に舌鼓

 

最後に「別邸音信」に話を戻す。

全客室に源泉掛け流しの露天風呂が完備されていることは冒頭で述べた。泉質はアルカリ性単純温泉であるから、肌にしっとりくる。部屋にあって何度でも繰り返し入れるところが最高に良い。

隣接する大谷山荘のダイナミックな大浴場にも入浴できるので、様々な湯舟で湯治(とうじ)三昧が楽しめる。






日本海に面する仙崎港直送の旨みたっぷりの魚介類。






肝心の食事だが、夕食は「その土地でとれたものを、その土地の料理法で、その土地で食す」という土産・土法・土食の「三土(さんど)料理の哲学」に基づいた会席料理だ。






日本海が至近の距離にあることから、魚介類が実に豊富だ。しかも旨みは極上である。旅館では珍しいことだが、卸売市場の仲買権を持っているので、魚介類や野菜は市場で直接買い付けることができる。






また、朝食で洋食を選べば、自家製の焼き立てパンが素晴らしく美味しい。

夕食も朝食も、丁寧に作り込まれた一品一品の味わいが身体に染みわたるようだ。

宿と温泉街の魅力を堪能するには1泊だけではとても足りない。「次回は連泊で」と心に誓いたくなる。






【別邸音信】

住所 山口県長門市深川湯本2208

電話 0837-25-3377

構成/執筆:石橋俊澄  Toshizumi Ishibashi

 

「クレア・トラベラー」「クレア」の元編集長。現在、フリーのエディター兼ライターであり、Premium Japan編集部コントリビューティングエディターとして活動している。

photo by Natsuko Okada


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渋谷で「暮らすように泊まる」ハイアット ハウス 東京 渋谷という選択

2026.03.05
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渋谷で「暮らすように泊まる」ハイアット ハウス 東京 渋谷という選択
PREMIUM JAPAN » 旅 | 2026.03.05

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2026.3.4

渋谷で「暮らすように泊まる」ハイアット ハウス 東京 渋谷という選択

独立したベッドルームを備えたデラックススイート。

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JR渋谷駅・新南改札からすぐ。100年に一度とも言われる再開発が進む渋谷駅中心地区の主要施設の一つ「Shibuya Sakura Stage」内に、「ハイアット ハウス 東京 渋谷」はある。歩行者デッキで駅はつながっており、スクランブル交差点や最先端のショップ、レストランが集まるエリアへも徒歩圏内。さらに渋谷駅を拠点に、都内や郊外へのアクセスも抜群だ。




このロケーションに誕生した同施設は、単なる「便利なラグジュアリーホテル」ではない。コンセプトは「暮らすように泊まる」。ハイアットが運営するサービスアパートメントスタイルのホテルとして、1泊のショートステイから中長期滞在まで、自分のライフスタイルを維持したまま快適に過ごせる空間が提供されている。






流線が美しいデザインの車寄せ。




全室キッチン・洗濯乾燥機付き。自宅のような快適性

 

 

客室はスイート18室を含む全125室となっており、約32㎡以上の広さを確保している。すべてがアパートメントタイプだ。




スタンダードルームは約32㎡。数字以上に広さを感じるのは、長期滞在を前提とした設計だからだ。全室にキッチンを備え、調理器具や食器、カトラリーも完備。冷蔵庫も食材を入れるには十分なサイズで、オーブンレンジも設置されている。海外からの旅行者が近隣のスーパーマーケットで日本の食材を購入し、日本料理や自国の料理を自由に調理して過ごしているという。

さらに客室内には洗濯乾燥機もあり、操作方法はQRコードから動画で確認できる。小さな子ども連れの家族や長期滞在者にとって、これ以上ない安心材料だ。スーツケースを広げたままでも動線が確保され、収納もスペースもゆったりとしているので、荷物が多い傾向のある海外からのゲストにも喜ばれている。





広さ64㎡のゆったりスイート。



全客室には洗濯乾燥機が備えられている。





バスタブもゆったりとしたサイズで、アイロンやアイロン台も装備。“整った日常”を大切にしていることが、このような配慮からも伺える。



6階から14階に位置するスイートルームは、各フロアに2室(スイートルーム1室、デラックススイートルーム1室)がある。スイートルームはスタンダードルームとコネクトしてツーベッド仕様にすることも可能なので、ファミリー利用にも対応する。

何より、このホテルの隠れた魅力は眺望だ。天候によっては横浜方面まで見渡すことができる。スクランブル交差点のエネルギッシュな印象とは異なり、窓の外には穏やかな都市のレイヤーが広がっている。渋谷の“生活する街”としての一面が見えてくるのも新鮮である。




ホテルのサービスと施設の充実が、快適な滞在を支える

 

 

ホテルのロビーフロアには、ブランド共通のカジュアルバー「H Bar」の大きなカウンターが目を惹く。朝6時半から夜10時まで営業しているので、コーヒーを片手に朝の予定を立てるもよし、夜に軽く一杯楽しむもよし。肩肘張らない空気感が心地よい。もちろん宿泊者以外も利用が可能だ。




開放的な大きな窓とカウンターが印象的な「H Bar」。




また同じフロアには、レストラン「MOSS CROSS TOKYO」がある。和のエッセンスを取り入れたジャパニーズフレンチに定評がある。宿泊者にはビュッフェ形式の朝食も提供している。
また渋谷という立地から、企業イベントや貸切利用なども多いと聞く。大きな窓から光が差し込む空間は、都市の中にあるとは思えないほど開放感に満ちている。





ジャパニーズフレンチを提供する「MOSS CROSS TOKYO」。





そして、渋谷では珍しいプールの存在も見逃せない。朝8時から夜8時まで利用可能で、年間を通して楽しめる。夜になると照明の色が変わり、落ち着いた雰囲気に包まれる。家族連れの利用も多く、「渋谷でプール」という非日常的な体験はちょっとした贅沢気分だ。




さらに24時間営業の「Hマーケット」も併設されているので、軽食やドリンク、ワイン、スナックなどをいつでも購入できるため、部屋でゆっくり過ごしたい夜や、小腹が空いたときにも重宝する。キッチン付きの客室と組み合わせれば、まさに“暮らす”感覚での滞在が可能だ。



ジェットバスやランジャーを備えた屋内温水プール。





軽食やドリンクのほか、渋谷をアイコンとしてデザインしたグッズも販売されている「H Market」。






街との取り組みで、日本の生活体験を提案

 

 

このホテルのもう一つの特徴は、地域との距離の近さにある。地元の祭りやイベントと連携し、地域とのつながりを大切にしている。館内では、お茶を点てる体験や音楽イベントを開催し、元旦には餅つきも実施。世界中から訪れるゲストが日本文化や渋谷ならではのカルチャーに触れられる機会を設け、街の魅力を発信している。



海外からの宿泊客は、ここを拠点に富士山やスキー場、京都などへ向かうゲストも多い。空港からアクセスしやすく、一度荷物を預けて地方へ向かい、再び戻ってくる。旅慣れた利用者は、日本の宅配サービスを活用し、荷物をスキー場へ直接送るなど、そんな“ベースキャンプ”的な使い方ができるのも強みだ。




ロビーフロアには、宿泊者のみ使用できるビジネススポットもある。




再開発の街に見つけた、新たな旅の拠点

 

 

再開発によって姿を変え続ける渋谷は、訪れるたびに新しい発見がある一方で、少し迷いやすい街でもある。そんな中で、このホテルは変わらない“旅の拠点”となっている。





豪華さやきらびやかさを前面に出すのではなく、生活の延長線にある快適さを大切にしているのだ。渋谷で遊び、食べ、働き、そして部屋に戻ればいつもの自分に戻れる。都市滞在のあり方が多様化する今、そのバランス感覚こそが最大の魅力なのかもしれない。
渋谷の中心で、“暮らすように泊まる”という選択肢が、新たな旅のスタイルとして選ばれている理由に納得する。





ハイアット ハウス 東京 渋谷

東京都渋谷区桜丘町3-3

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ハイアット ハウス 東京 渋谷 公式サイト

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今年6月に「日本文化発信機構(JCCO)」が、「PREMIUM JAPAN AWARD(プレミアムジャパン・アワード)の第一回目を開催するに当たって、観光庁がその後援にあたることが決定した。Premium Japan編集長で同機構専務理事の島村美緒が、村田茂樹観光庁長官に聞いた。

 

エッジの効いたアワードに期待

 

 村田 プレミアムジャパンのホームページを拝見しましたが、掲載してある記事から、ネットワークの広さに大変驚きました。

 

島村 ありがとうございます。まずは、私どもが企画しております「プレミアムジャパン・アワード」の後援を観光庁がお引き受けくださったことに、御礼を申しあげます。後援を決定された背景や理由を伺えますか。

 

 




村田 皆様の取り組みは、わが国の文化を海外の方に紹介する一つのツールであると捉えています。

特にアワードの選定というものは、知見のある方々が選び抜いた上で、「これが日本の文化の素晴らしさだよ」と伝えていく意味を持ちます。それは私たち観光庁が、外国の方にわが国の魅力を伝える取り組みを行っている目的と変わらないと考えました。

私たちは日本政府という立場がありますので、情報発信と言ってもどうしてもある意味、平等になってしまう側面があります。しかし、民間のアワードは、民間目線を中心にしていますから、ある意味、よりエッジの効いたものになっています。そういう洗練された情報発信に期待する部分があります。

プレミアムジャパンのコンテンツもそうですが、そのアワードが、この美しい日本文化の感動を世界中の皆さんに伝えるインターフェースとなることに大変期待しているわけです。

島村 日本にも様々なアワードがあるのですが、海外に向けて発信しているアワードがないこと、それがやってみようと思った最初の理由です。

 

選定条件に海外からの目線

 

 

島村 私ども以外は多言語でやってるメディアはほとんどないので、プレスリリースを送ってみると、海外のメディアの反応がすごくいいです。

あと面白かったのは、海外の投資家の方から連絡が来て、「日本文化に投資したいんだけど、どこに投資したらいいか選定ができない」と言うのです。

プレミアムジャパン・アワードは選定の条件として海外からの目線というものを入れています。海外の人から見て面白いかどうか、あとは海外に対して窓が開いているかどうかです。

アワードで選ばれた人たちが、その結果として、海外の投資家にとっての有益な情報になることも大いに考えられますね。

 

 

村田 日本の文化を維持、発展、継承させていくのに、後継者のことで悩んでいる分野も結構あります。その意味でも、海外へのビジネスがうまく成立すれば、日本の文化を持続的に継承していく一つのきっかけにもなるでしょう。そうした効果も期待したいです。

 

島村 ただ単にアワードを付与するのではなくて、受賞者たちが最終的にはは海外からの要望に繋げられる立て付けを作ることも目指しています。

 

村田 うまく好循環が出来ていい事例になれば、翌年からの先行事例になりますね。

 

 

4268万人と9.5兆円

 

島村 では、観光庁についてですが、特に日本の都市部では、多くの外国人旅行客を目にすることが日常になりました。最近のインバウンドをめぐる現状やトピックは何でしょうか。

 

村田 観光庁という役所ができたのが2008年で、その時のインバウンドの訪日外国人旅行者数はまだ800万人程度でした。その後コロナ禍があって一時落ち込みましたが、昨年2025年のインバウンドは4268万人で、4000万人の大台を初めて突破した記念すべき年になりました。これは過去最高の数字です。

それからもう一つ、人数だけではなくて、大事なのは消費額、経済効果だと考えます。インバウンドの方がいかに日本で消費してくれるかが経済的に非常に重要なわけですが、昨年のインバウンドの消費額は9.5兆円となっています。

もうすぐ10兆円に届きます。コロナ禍前の2019年は4.8兆円でしたから、その時の2倍になったことになります。

これは観光産業が外貨を稼ぐ輸出産業として、自動車に次ぐ第2番目の位置づけになっているということであり、観光はわが国の経済にとってなくてはならない産業に育っているわけです。

村田   トピックということでもう一つ付け加えますと、2019年から観光政策の財源として、「国際観光旅客税」を新設しました。日本人外国人どちらの方にも、出国の時に1回あたり1000円の税をご負担いただいております。

その税収は観光政策に使われているのですが、今年の7月からはこの旅客税を引き上げる方針が決まったところです。今後、財源がさらに充実してきますので、これを活用させていただいて、観光庁だけではなく、文化庁や環境省など、各省庁と連携してわが国の豊かな観光資源の魅力向上の施策を進めていくことが決まっています。

島村 訪日観光客をどんどん増加させたいわけですね。

 

村田 4000万人を超えたと申し上げましたが、もう少し先の目標は、2030年に6000万人を目指していますし、消費額は15兆円を目指しています。さらなる高みを目指して、官民を上げて取り組んでいるところです。

三大都市圏に7割、地方部に3割

 

 

島村 重点的な地域はあるのですか。

 

村田 まさに我々の課題となっているのが、地方への誘客です。

現状は大都市部、特に東京、大阪、京都に多くのインバウンドの方が来て宿泊しています。大都市部への観光客の集中を、少しでも地方に分散させていきたいのです。

ちなみに、三大都市圏以外の地方部での外国人が泊まっている割合は、地方部では2024年で30%ぐらいになっています。

島村 東京、大阪、京都が7割ですね。

 

村田 都市部でのお客様の集中については、いろんな弊害が出てきています。やはり観光を持続可能にするためにも、いかに地方にお客様を誘客するかが大きな課題の一つです。

もう一つの課題は、さきほど消費額15兆円を目指すと話しましたが、1人当たりの消費単価を上げていかねばなりません。

2025年のデータですと、1人当たりの消費額は23万円ぐらいです。これをさらに上げていくためには、日本でたくさんのお金を消費して下さる特に「欧米豪」と呼んでいますが、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、こうした国々の旅行者に訴求するような取り組みをさらに進めていきたいのです。

島村 富裕層向けみたいなことですか。

 

村田 富裕層じゃなくてもこうした国の方々は、お金を平均よりも使って下さっています。一つは滞在期間が長いことがあります。人数はアジアの方が多いのですが、欧米豪の方はやはり遠方から来られるため、一人当たりの単価はかなり大きくなっています。

「観光」とは国の光を観ること

 

 

島村 地方への誘客を進めていくには地域の魅力を引き出していくことが重要です。日本の地域が持つ魅力についてはどのようにお考えですか。

 

村田 中国の四書五経の一つ『易経』で、私どもがよく使っているくだりなのですが、「観國ノ光。利用賓于王」という一文があります。「国の光を観るのは、王に賓(ひん)たるに利(よ)ろし」 が、「観光」の語源とされています。

光というのは文物や、国が生み出した文化や人の営みで、国のそうしたものをよく観ることが、王様の賓客としてふさわしい、という意味です。観光とは、この国の光を観るという文脈から来ています。観光は、その国のもの、あるいは地域の光輝くものを観て感動する、そういう人間的な行為と考えています。

わが国の観光政策においても、来訪者の方を感動させる光り輝くものや魅力を生み出していくことが、まさに観光の充実につながっていくのではないでしょうか。

わが国の魅力として特筆すべきは、その多様性をです。四季があり、季節によって、全く違う風景や自然の姿を見せます。自然環境とともに、長年育まれてきた食文化、あるいは地域の名産を生かした伝統工芸、あるいは地域コミュニティのシンボルとなるような祭事や、歴史的な建造物、こういうものは他の全ての国に揃っているとは限らないものです。それらはわが国の地域に豊富にあって、多様な魅力となっています。

島村 最近、海外の例えば『ニューヨークタイムズ』が「20〇年に行くべき52ケ所」と題して、日本の地方都市が発表されています。直近では長崎、<wbr />沖縄とかです。こうした記事は、すごく追い風になりますね。

 

村田 私たちの方向性から言うと大変ありがたい報道です。やはり欧米のメディアが、直接読者に日本の地方都市の魅力を伝えてくれるのは大変効果的です。

 

和食の細部への感動

 

 

島村 観光資源としての日本文化の強みとはどのような点にあるとお考えですか。

 

村田 わが国の文化は、極めて特徴的で固有のものだと思っています。

例えば食で言いますと、インバウンドの方が訪日に際して最も期待していることの一つに、和食が挙げられています。和食については、単に食べる行為だけではなくて、この生産者がどれだけ丁寧に素材を育てているかから始まって、料理人がどう素材を吟味し、手を凝らして調理していくかまで考えれています。

さらには食器と食材の組み合わせ、盛り付けの仕方、その一つ一つにメッセージが込められていて、そうした意味で和食は芸術の域に達している。それを堪能される外国の方たちは、それぞれの細部に感動しているのではないでしょうか。

 

ユネスコに無形文化遺産の登録制度というものがありまして、わが国においては、和食に加えて、伝統的な酒造り、能や歌舞伎、あるいは雅楽、和紙、こうした23件もの文化財が登録されています。

最近の話題で言いますと、神楽と温泉文化の2つについて、新しくユネスコに無形文化遺産の登録申請をする方針が決定しました。

温泉は全都道府県にありますし、私どもの日本の国民の皆さんにも非常に親しみ深いものです。こうしたものの歴史あるいは文化性もまた、新たな魅力として外国人の方に伝えていきたいですね。

日本政府観光局が世界26ケ所に

 

 

島村 日本の文化や魅力を諸外国にしっかり伝えていくには、観光庁としてどのような取り組みを進める予定ですか。

 

村田 文化や地域の魅力ですが、どんなにいいものを持っていても、伝わらないことには日本に来てもらえません。

魅力の発信活動を行う組織として、JNTO(日本政府観光局)があります。JNTOは各国あるいは地域の日本大使館などとも連携しながら、海外へのプロモーション活動に力を入れてきました。

そうした活動を通じて、わが国の文化や魅力の理解は相当に進んできており、外国人で2度3度と来日するリピーターが増えていることも、理解が進んでいることの一つの表れではないでしょうか。

それから連携という意味では、JNTOの海外事務所が26ケ所にありますので、駐在している各国の国民性とか、関心というものも十分にリサーチしながらその国に合ったマーケティングを行っています。日本の各地域の魅力を十分に情報収集しながら、効果的に行っています。

 

島村 私はコミュニケーションが一番問題だと思うのです。本当にいいものを作っていても、知られなければ何も始まりません。知らせるだけじゃなくて、なぜ価値があるかというところまで伝えなければと常々考えています。

 

村田 外国人の方に分かるように伝えることが大切なのですが、それがなかなか難しい。その背後にあるものやストーリーも一緒に伝えていくことがやはり重要ですね。

 

観光の高付加価値化を支援

 

 

島村 国として特に力を入れていきたい取り組みなどはありますか。

 

村田 旅行客の皆さんの期待に応じた多様な観光資源を用意しておくことが重要だと思っています。お客さんが世界の各国から来ているわけですが、その国民性の違いによっても、興味の対象が変わります。

様々な方に満足してもらうためには、体験できるメニューが非常に重要なポイントとなります。それを「コト消費」と呼んでいます。

例えば、伝統的な酒蔵で醸造体験をしてみる、あるいは伝統工芸品の製作を自分の手でするなどですが、職人の方の指南が付帯していればさらに充実します。

そこに行かなければできない体験を数多く提供していくのが、わが国の観光資源に厚みをもたらす上でもポイントになってきますし、それが観光の高付加価値化につながります。その結果、地方部への誘客も自ずと実現し得るのではと考えています。

私ども観光庁としては、そうした観光資源が全国の隅々で生み出されるような取り組みを支援していきたい。また、観光資源を魅力あるものに磨き上げていく取り組みも積極的に支援して、実績を上げていきたいのです。

観光を地域経済の活性化の揮爆剤にしたいと思っておられる地域の方は多いですから、しっかりと期待に応えていきたいです。

島村 インバウンドはこれから右肩上がりしていくイメージしかないですから、今後が楽しみですね。

 

村田 いわゆるオーバーツーリズム的な問題を未然に防止していく取り組みも並行してやっていかなければ、6000万人という数字は円滑には達成できないと考えています。

 

島村 それが観光立国ということですね。

 

村田 その通りです。

島村 最後に、長官がお感じになっている、「日本の美意識」とはどのようなものでしょうか。

 

村田 「日本の美意識」という抽象的なものを言葉で表すのはなかなか難しいです。

一つは、日本には「粋(すい)」という言葉があります。これは混じり気がなく、最高の純度を持ったものであるというような意味だと理解していまして、粋を尽くすとか、粋を凝らすというふうに用いますね。

最高の材料や食材であるとか、あるいは最高の技術を集めて心を込めて作り込む、そういった意味でしょうか。わが国の多くの文化資源は、この「粋」に裏打ちされているとも言えるのではないでしょうか。

一つ一つの食や工芸品の完成度に加え、混じり気のない純度の高いものを作り上げるために要した長い時間や努力、その背景に思いを致しますと、それ自身の尊さあるいは美しさがより一層感じられるように思います。そういったことが日本の美意識と言えるのではないでしょうか。

 

島村 ものすごく知的なお答えですね。

 

村田 そもそも美意識というのは、人によって感じるポイントが少しずつ違うので、そこからある程度日本人が共通に感じる部分を抽出して昇華させていくと、今言ったような話につながるのではないかなと私なりに考えた次第です。

 

島村 ありがとうございました。

 

村田茂樹 Shigeki Murata

東京都出身。1990年、東京大学法学部を卒業、同年4月、運輸省へ入省。2019年7月、観光庁観光地域振興部長。2021年7月、観光庁次長。2022年6月、内閣府総合海洋政策推進事務局長。2023年7月、国土交通省鉄道局長。2024年7月、国土交通省大臣官房長。2025年7月、観光庁長官に就任。

Text By Toshizumi Ishibashi
Photos by Toshiyuki Furuya

関連リンク

国土交通省 観光庁 公式サイト
JNTO(日本政府観光局) 公式サイト
一般社団法人 日本文化発信機構(JCCO)公式サイト

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日本屈指の探鳥地へ。春の軽井沢で楽しむアドベンチャーツーリズム

2026.02.24
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日本屈指の探鳥地へ。春の軽井沢で楽しむアドベンチャーツーリズム
PREMIUM JAPAN » 旅 | 2026.02.24

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「星のや軽井沢」バードウォッチングステイ

2026.2.24

日本屈指の探鳥地へ。春の軽井沢で楽しむアドベンチャーツーリズム

国設「軽井沢野鳥の森」でのバードウォッチング 

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「星のや軽井沢」では、2026年4月15日から5月31日までの期間、日本屈指の探鳥地として知られる国設「軽井沢野鳥の森」を舞台にした特別な滞在プログラム「軽井沢バードウォッチングステイ」を提供する。


幸せの青い鳥「オオルリ」



森のピッコロ奏者「キビタキ」


上信越高原国立公園内に広がる「軽井沢野鳥の森」は、年間約80種の鳥類が観察される自然豊かな森。春には南国からの渡り鳥が繁殖のために訪れ、約25種類もの野鳥を観察できる。


国設「軽井沢野鳥の森」でのバードウォッチング


本プログラムでは、この「<wbr />軽井沢野鳥の森」を動植物の専門家「ピッキオ」とともに巡る「プライベートバードウォッチング」を開催。鳥の特徴や行動、さえずりの違いなどを学びながら観察を深めていく。観察には、世界最高水準の光学機器メーカー「SWAROVSKI OPTIK」の双眼鏡を用意。息をのむほど美しい鳥たちの姿を鮮明に捉えることができる。

 

 



客室には双眼鏡と望遠鏡に加え、マウンテンパーカーや野鳥図鑑、オリジナルマップ、特製リュックとウォーターボトルも完備。滞在中いつでも本格的なバードウォッチングを楽しめる。




さらに、時を超えた森の奥深さを知る体験「バードタイムトラベラー」も実施。これは、半世紀前にこの森で録音されたという秘蔵レコードに記録された鳥の声と、現代の鳥のさえずりを聴き比べるもの。森に仕掛けられたタイムカプセルを開くような経験を通じて、自然環境や生態系にどのような変化があったのかを考察する。


黄昏の森でのバードコンサート


黄昏時には、森に響く鳥のさえずりを楽しむ「バードコンサート」体験も。鳥たちの合唱に包まれながら、静寂に包まれる森でリクライニングチェアに身を委ねる。そんな癒しの時間を過ごせるのも魅力だ。




朝食は、敷地内で最も高い場所に位置する客室テラスで「バードテラスモーニング」を提供。旬の山菜を用いたスープ朝食で心身を温めながら、テラスの木々に集まる鳥たちの歌声を楽しめる。


「森のほとりバードBar」 


野鳥をイメージしたストーリーカクテル


夜は、野鳥の森の入り口にたたずむバーで、鳥にインスピレーションを得たストーリーカクテルを堪能。春に見られる幸せの青い鳥「オオルリ」をイメージした一杯など、鳥にまつわる物語とともに味わうカクテルが、翌朝の早朝バードウォッチングへの期待を高めてくれる。



「観る・聞く・味わう」という三つの感覚を通して、渡り鳥の世界や自然への理解を深める滞在。春の軽井沢で、知的好奇心を満たす時間を過ごしてみてはいかがだろうか。


◆「軽井沢バードウォッチングステイ」
【期間】2026年4月15日~5月31日(除外日あり)
【料金】1名・90,000円(税・サービス料込)*宿泊料別
含まれるもの:プライベートバードウォッチング1回、バードコンサート1回、バードテラスモーニング1回、森のほとりバードBar1回(ワンドリンク付き)、SWAROVSKI OPTIK製双眼鏡・オリジナルマップの貸し出し、特製リュック&ウォーターボトル
【定員】1日1組(4名まで)
【予約】公式サイトにて10日前までに要予約
【対象】星のや軽井沢宿泊者、4歳以上対象
※天候により時間やツアー内容が変動する可能性があります。
※仕入れ状況により料理内容が一部変更になる場合があります。
※雨天開催、荒天時は中止となります。

関連リンク

星のや軽井沢 公式サイト

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星のや沖縄、春限定スリープツーリズム「うりずん調眠滞在」

2026.02.13
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星のや沖縄、春限定スリープツーリズム「うりずん調眠滞在」
PREMIUM JAPAN » 旅 | 2026.02.13

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避粉地・沖縄で、眠りを整える

2026.2.13

星のや沖縄、春限定スリープツーリズム「うりずん調眠滞在」

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スギやヒノキの花粉が飛散しない“避粉地”として知られる沖縄。春は朝晩の寒暖差も穏やかで、1年でもっとも過ごしやすい季節とされる。星のや沖縄では、そんな春ならではの快適な環境を生かし、良質な睡眠を得るためのスリープツーリズム「うりずん調眠滞在」を、2026年3月1日から6月30日まで提供する。




冬から春へと移ろうこの時期は、寒暖差の影響や花粉による眠りの妨げなどで睡眠の質が低下しやすく、身体の不調を感じやすい。本プログラムでは、自然の中での運動やスパトリートメント、食事などを組み合わせることで身体のリズムをととのえていく。


夕日とともに海辺で乗馬体験


インフィニティプールで行うエクササイズ


滞在の軸となるのは、花粉を気にせず屋外で過ごせる環境を生かしたアクティビティ。1日は、全身に光を浴びる「朝日浴」からスタート。日中には乗馬体験やアクアティックエクササイズなどで全身の筋肉をバランスよく使い、冬の寒さでこわばった身体をゆるめていく。


自然に包まれながらのスパトリートメント


就寝前のリラックスタイム


スパトリートメントの内容も、上質な眠りを意識。月桃の香りと肌触りが心地よい「月桃玉」で睡眠前の身体をほぐし、就寝前後にはオリジナルハーブティーを味わい、快適な眠りと爽やかな目覚めをサポート。また滞在中のパジャマには、血行促進作用や筋肉のコリ、冷えの改善に効果のあるセルフメディケーションウェアが用意される。


沖縄の食文化を感じる琉球朝食


植物性の食材をたっぷり味わう客室での夕食


食事もまた、1日のリズムと眠りを意識したメニューに。上質なたんぱく質である「豆腐」や食物繊維豊富な「アーサ(あおさ)」など、良質な眠りに導くといわれる栄養素を含む食材を取り入れ、眠りに向かう身体をやさしく整える。


避粉地沖縄で、穏やかな自然とゆったりとした時間の流れに身をゆだね、快適な眠りを味わう「うりずん調眠滞在」。心身をいやし、夏に向けて体を調律するためのウェルネスな旅となりそうだ。


◆「うりずん調眠滞在」
【期間】2026年3月1日(日)~6月30日(火)
【料金】1名 150,000円(税・サービス料込)※宿泊料別
【定員】1組2名まで
【含まれるもの】
・ゆんたく庭めぐり(クヮンソウ茶づくり)
・乗馬体験
・朝日浴(2回)
・スパトリートメント「月」(1回)
・夕食1回、朝食2回、昼食1回
・アクアティックエクササイズ・浮遊浴
・セルフメディケーションウェア
【予約】公式サイトにて14日前まで受付
※18歳以上。仕入れ状況により、食事内容や食材が変更になる場合があります。天候によって実施内容が変更する場合があります。

関連リンク

星のや沖縄 公式サイト

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